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ホンダジェット、5年連続首位

2022年02月25日

ノースカロライナ州に拠点を置く、ホンダエアクラフトカンパニーのビジネスジェット機「ホンダジェット」が、堅調に販売を伸ばしています。(以下、2/25付日経産業新聞より)

世界の小型機納入 コロナ前超す

日経産業新聞 総合 (3ページ)2022/2/25 0:00

 ホンダの航空機事業の子会社である米ホンダエアクラフトカンパニーは24日、同社のビジネスジェット機「ホンダジェット」の2021年の世界での納入機数が37機となり、小型ジェット機としては5年連続で首位だったと発表した。新型コロナウイルスが流行する前にあたる19年の実績(36機)を超えて、堅調に販売を伸ばしている。

 全米航空機製造者協会(GAMA)がまとめた各社の実績を基に発表した。ホンダは小型双発エンジンを搭載した最大離陸重量1万2500ポンド(約5670キログラム)以下の航空機を「小型ジェット機」と定義している。

 21年の納入機数は新型コロナの影響を受けた20年の水準を大きく上回り、感染拡大前の水準を回復した。21年6月には3年ぶりとなる新型機も発売し、15年の発売以来の累計納入機数が200機を超えた。最大航続距離を4862キロメートルと、現行機から約1.8倍に伸ばした新型機の開発構想も発表している。

 ホンダジェットは現在、世界で200機以上が運航している。21年には世界14カ国目となるタイでの運用も始まった。ホンダエアクラフトカンパニーの藤野道格社長は「性能の高さに加え、サービスの質や航空業界のリーダーとしての高い信頼性が評価された結果だ」とコメントした。

(阿部晃太朗)

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