富士フイルムの子会社、フジフイルム・ダイオシンス・バイオテクノロジーズは、抗体医薬品の旺盛な製造委託ニーズにこたえるため、生産能力の大幅増強に向けて20,000リットルの動物細胞培養タンク 30基を増設する設備投資を、ノースカロライナとデンマークの2拠点にて進めています。
ノースカロライナでは20,000リットルの動物細胞培養タンク16基を有する新拠点の建設を進めており、第1次投資の8基は2025年、第2次の8基は2028年に稼働(計16基)予定。デンマークでは、第1次投資設備6基が第一弾として稼働、第2次投資ではさらに8基の増強を行い、2026年の稼働(計14基)を予定しています。
今後欧米2拠点の大型設備を順次稼働させ、拡大する抗体医薬品の製造委託ニーズに対応、両拠点には、製剤設備も新たに導入し、バイオ医薬品の原薬製造から充填・最終製剤化まで一貫して受託できる体制を構築するとしています。