豊田通商は、韓国LGグループのLG Energy Solution (以下:LGES)と、車載用電池のリサイクル事業を行う合弁会社「Green Metals Battery Innovations, LLC 」(以下:GMBI)を、ノースカロライナ州のウィンストン・セーラムに設立することで合意したと発表しました。GMBIへの出資比率は、豊田通商アメリカが51%、LGESが49%となります。
トヨタ自動車向けの電気自動車(EV)用バッテリーの製造工程で発生するスクラップをLGESがGMBIに供給し、リサイクルされたバッテリー材料は、トヨタ自動車向けのEV用バッテリーの材料として再利用される予定です。
GMBIは、車載用電池換算で4万台以上に相当する、年間最大1万3,500トンのスクラップ処理能力を有する工場を建設し、2026年中の稼動を予定しています。
ノースカロライナ州ではEV関連投資が相次ぎ、リチウムイオンバッテリーのリサイクルを含むサプライチェーンが構築されつつあります。トヨタ自動車が総額139億ドルを投じたEV用バッテリー工場が、2025年4月から出荷を開始したほか、大日本印刷、冨士発條と豊田通商の合弁会社、今回の豊田通商グループのグリーンメタルズなどによるEV関連投資も発表されています。