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ノースカロライナ州が「Best States for Manufacturing」でNo.1を獲得
アメリカの企業立地専門誌「Site Selection」を発行するSite Selection Groupが、2024年度の「Best States for Manufacturing」を発表し、ノースカロライナ州が1位を獲得、製造業に最適な州に認定されました。
このランキングは、① 従業員のスキルや配置が、市場の需要や企業の目標にどれだけ一致しているか(40%)② 企業が、事業を運営するために必要なコストの優位性(30%)③ 企業の立地が、戦略的にどのような優位性を持つか(30%)をもとに、米国本土に位置する48州すべての大・小都市圏がスコア付けされ、決定しました。
ノースカロライナ州は、過去にも複数回の1位を獲得しています。
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Boom Technologies社がノースカロライナ工場で「超音速旅客機」の本格生産を開始
米Boom Technologies社が開発中の、コンコルド以来となる超音速旅客機「Overture」が2024年6月に完成したノースカロライナ州の同社製造工場で、機体の本格生産に入りました。
10月に5回の飛行試験を成功させ、飛行能力に問題がないことを確認したということです。「Overture」は、現行ジェット機の2.6倍の速度、マッハ2.2(音速の2.2倍)での運航開始を目指しており、実現すれば、東京~サンフランシスコ間の飛行時間を、現在の約11時間から約5時間半に短縮可能です。
同社にはヴァージン・アトランティック航空と日本航空(JAL)が出資しており、優先発注権を保有しています。JALは「航空会社の観点から、機体の仕様策定やプロモーションにも協力する」予定とのこと。アメリカン航空とユナイテッド航空はすでに導入を決めています。
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第46回日本・米国南東部会開催、日米関係のさらなる深化への期待相次ぐ
(2024年11月18日JETROビジネス短信より)第46回日本・米国南東部会日米合同会議が10月27~29日の3日間、ノースカロライナ州シャーロットで開催され、駐米日本大使、総領事、ジェトロ理事長、南東部7州(注)の州政府幹部と日本企業関係者他が参加された。
米国側議長のトヨタ・バッテリー・マニュファクチャリング・ノースカロライナのサグズ社長が「過去50年で1,700以上の日本企業が南東部に進出してきた。南東部にとって日本は最大かつ重要な貿易相手国で、これまで以上に強固な関係を築き、未来を描く必要がある」と強調した。
ノースカロライナ州のロイ・クーパー知事(民主党)は、この会議が半世紀にわたって重要性を維持してきたことや、4月に岸田文雄首相(当時)の同州訪問時にホンダのジェット工場を見学されたこと、毎日約3万1,000人の同州住民が日本企業で働いていることなどを挙げ、何十年にもわたり日本との関係を重視していると強調した。
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富士フイルムのノースカロライナ拠点で大型設備投資が進行中
富士フイルムの子会社、フジフイルム・ダイオシンス・バイオテクノロジーズは、抗体医薬品の旺盛な製造委託ニーズにこたえるため、生産能力の大幅増強に向けて20,000リットルの動物細胞培養タンク 30基を増設する設備投資を、ノースカロライナとデンマークの2拠点にて進めています。
ノースカロライナでは20,000リットルの動物細胞培養タンク16基を有する新拠点の建設を進めており、第1次投資の8基は2025年、第2次の8基は2028年に稼働(計16基)予定。デンマークでは、第1次投資設備6基が第一弾として稼働、第2次投資ではさらに8基の増強を行い、2026年の稼働(計14基)を予定しています。
今後欧米2拠点の大型設備を順次稼働させ、拡大する抗体医薬品の製造委託ニーズに対応、両拠点には、製剤設備も新たに導入し、バイオ医薬品の原薬製造から充填・最終製剤化まで一貫して受託できる体制を構築するとしています。
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